はちみつレモン、12年ぶりに復活

2011 年 9 月 6 日

 昔、誰もが口にしたであろう「あの飲み物」が12年ぶりに復活する。
サントリーは1990年代に大ヒットした清涼飲料水「はちみつレモン」を10月4日に全国発売すると発表した。

 「はちみつレモン」は昭和61年に登場。レモンの酸味にハチミツのほどよい甘みが加わった爽やかな味が受け、ピーク時の平成2年には炭酸入りの「はちみつレモンサイダー」を含め、計2200万ケースを超える販売量を記録した。しかし、「はちみつ」と「レモン」という一般名詞を組み合わせただけの商品名では商標登録ができず、延べ100社が参入する”乱戦”となった。

やがてブームも収束し、サントリーも販売を終了したが、「もう一度飲みたい」という声は年々高まり、今回「はちみつレモン」と「はちみつレモンサイダー」を再販売することにした。従来とは成分が少し異なるが、昔の味わいを再現しているそうだ。

 そういえば、この「はちみつレモン」いつの間にか店頭からなくなっていたという印象だ。特別好きであったわけでもないのに、12年たった今でも「はちみつレモン」の味を思い出せるし、今回の発表を知ると関連記事をついつい読んでしまう。懐かしいという感覚は不思議だ。
そして、再発売された暁には一口飲んでこう言うはずだ。

「甘っ!!」

(文=E.W)

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