恐怖!天井から伸びる無数の手…

2019 年 9 月 1 日

電車の中で目にする中づり広告。最近は奇抜な形をしていたり、触ってもらうことを前提として作られたりと、ユニークなものが次々と登場している。多くの乗客らの視線が常にスマートフォンに向けられていることが一因のようで昔ほど、乗客に見てもらえないことから、目線を上げてもらうために生み出されたアイデアだ。
そんな中吊り広告でも一際異彩を放つものが京都にあるそうだ。それは11月24日まで運行している京福電気鉄道嵐山本線、通称嵐電の「観音電車」。
電車自体もラッピング電車で外観もかなりぶっ飛んでいます。

さらに話題になっているといわれる中吊り広告はというと…

出典 withnews

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天井から垂れ下がる無数の金色の手。
通常の1枚紙ではなく、千手観音菩薩立像の腕20本ほどが、
天井からぶら下がっているような作り…

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ツイッター上で「怖いけど好き」「印刷した後、カットするの大変そう」といったコメントが寄せられています。

…こんなん子供泣くわ。

京福電鉄管理部の広報担当の話では、
6年に及んだ保存修理事業を終えた仁和寺観音堂。堂内に安置された千手観音菩薩立像や二十八部衆立像などを特別公開中で、こうした動きに合わせて企画されたのが観音電車。
安全性や景観に配慮した上で(ほんとかよ…)、どのようなものにすべきかをデザイン会社と議論した中で、千手観音菩薩立像の腕を使った中吊り広告のアイデアが出たそうです。
「多くの人々を救う慈悲と力の広大さを表している千手観音菩薩様の腕を、乗客のみなさまに向けたことがメッセージです。インパクトだけで決めたわけではありません」 だそうな…

よいデザインかどうかは別として普段なら見られもしない広告が
話題になった時点で大成功だと思います。

デザイナーとしては一度実物のインパクトを体験してみたいもの。
夜の薄暗い車内に一人で乗るのは勘弁ですが。

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